中国からアクセスできる・できないサービスをエンジニア視点でまとめる
中国の広州というところに数日間滞在していたので、アクセスできる・できないサービスをエンジニア視点でまとめる
[ 目次 ]
はじめに
こんにちは、香港に住んでいるWEBデベロッパーのなかむ(@nakanakamu0828)です。
今回は、中国の 広州 にでかけていたので、中国のネット規制について アクセスできる・できないサービスをエンジニア視点でまとめてみます。
今回は単純にブラウザからhttp or httpsでアクセス可能かどうかのみ調べています。
(サーバーにsshでアクセスできるか?gitへのアクセスはどうか?は試していませんが、ブラウザからhttp(s)でアクセスできれば利用可能だと思います。)
基本的にはアクセスが制限されているサービスはレスポンスが返ってこないのでタイムアウトして500エラーになります。
対象ドメインと一緒にアクセスできる・できないサービスをみてみましょう。
補足)
- 当たり前ですが、中国のサービスは利用可能なので主に日本を含む海外のサービスについてまとめています。
- 「既に知ってるよ!」っという有名なものも含みます。ご了承ください。
- 香港、マカオは特別行政区で政府や法律が異なるので中国内陸地のような制限はありません。台湾も同じく制限はありません。なので、香港、マカオ、台湾を覗いた中国が今回のターゲットです。ですが、地域差がある可能性があります。今回は広州での調査になります。
検索エンジン
google.com
, google.co.jp
, google.com.hk
など各国のドメインが アクセス不可 です。
現状だとGoogle系のサービスはほとんど利用できません。例外としてGoogle Analyticsが利用可能でした(管理画面は見れません)。中国のサービスでも分析として利用されているようです。
△ Yahoo(日本)
www.yahoo.co.jp
は アクセス可能 です。但し search.yahoo.co.jp
が アクセス不可 のなので検索ができません。
SNS
facebook.com
は アクセス不可 です。facebookメッセンジャーも利用できません。
instagram.com
は アクセス不可 です。
Twitter. It's what's happening.
twitter.com
は アクセス不可 です。
チャット
○ Slack
slack.com
は アクセス可能 です。PCのブラウザからは利用可能でした。
ですが、iPhoneアプリではメッセージが受け取れなかったので、何かしら制限はかかっていそうです。
× Line
line.me
は 確認忘れました 🙇
iPhone, Android それぞれのアプリは利用できません。LineのLPのようなline.me
はブラウザからは見れるかもしれないですね。チャットのみ利用できないのかなと。次回に改めて調べてみます。
× Discord
Discord - Free Voice and Text Chat
discordapp.com
は アクセス不可 です。
○ ChatWork
chatwork.com
は アクセス可能 です
Gitホスティングサービス
○ github
Build software better, together
github.com
は アクセス可能 です
○ gitlab
The first single application for the entire DevOps lifecycle - GitLab
gitlab.com
は アクセス可能 です
○ bitbuket
Bitbucket | The Git solution for professional teams
bitbucket.org
は アクセス可能 です
動画サービス
× Youtube
youtube.com
は アクセス不可 です。
タスク管理系サービス
○ Trello
trello.com
は アクセス可能 です。
技術情報共有サービス
○ Qiita
Qiita - A technical knowledge sharing platform for programmers. - Qiita
qiita.com
は *アクセス可能 です。
? dev.to
dev.to
は 次回確認します 🙇
? Medium
Medium - a place to read and write big ideas and important stories
medium.com
は 次回確認します 🙇
その他
○ Heroku
Cloud Application Platform | Heroku
heroku.com
は アクセス可能 です。
○ Contentful
Contentful: Content Infrastructure for Digital Teams
contentful.com
は アクセス可能 です。
○ Netlify
Netlify: All-in-one platform for automating modern web projects
netlify.com
は アクセス可能 です。
最後に
今回はすぐに思い付いたサービスについてアクセス可能かどうか調べてみました。
基本的には海外のサービスは利用しにくい状況です。ネットをフル活用して仕事をするエンジニアにとって中国で仕事するのは大変です。
深センのシェアオフィスにはVPNが完備されていて、全てのサービスにアクセス可能というところもあります。
海外から中国に行き、そこで仕事を行わないといけない場合、VPNがあるかどうか、契約できるかどうかなど事前に調査が必要ですね(お金が気にならなければ、日本の回線使うのもありです)。
この状況は、今後変わることもあります。
中国に行く際はこちらの情報をアップデートしてみたいと思います。