Tailwind CSS v1.0 が正式リリースされました🎉
Tailwind CSS v1.0 が正式リリースされたので、今回は一部内容を確認してみます
[ 目次 ]
はじめに
こんにちは、香港に住んでいるWEBデベロッパーのなかむ(@nakanakamu0828)です。
Tailwind CSS v1.0 が正式リリースされたので、今回は内容を確認してみましょう。
Release Notes
まずは、公式のリリースノートを確認してみましょう。
2019/05/13にTailwind CSS v1.0が正式リリースされました。より汎用性が高まり利用しやすくなったのではないでしょうか!?
v0.x から v1.0へのアップグレード
公式サイトにv0.xからv1.0へのアップグレード方法がまとまっています。こちらを確認してみてください。
本ブログでは変更点をピックアップしたいと思います。
tailwind.js を tailwind.config.js に変更する
./node_modules/.bin/tailwind init
コマンドや npx tailwind init
コマンドでTailwind CSSの設定ファイルを生成できます。v1.0では生成したファイル名がtailwind.jsからtailwind.config.jsに変更されました。アップグレードする際もリネームするようにしましょう。
※ ファイル名は任意に変更できます。デフォルトのファイル名が変わっています。
また、ファイル内の定義も一部仕様変更されています。以下からご確認ください。
tailwind.config.jsでは、themeという要素が追加され、その中にcolors, screensなどスタイルの仕様を定義するように変更されています。
./node_modules/.bin/tailwind init --full
or npx tailwind init --full
のように--fullオプションをつけることで、デフォルトの設定ファイルが生成できます。アップグレード時も--fullオプションで出力したファイルをベースに修正した方が手間が少なそうですね。
(--fullオプションがない場合、雛形のみ出力されます。個人で定義を追加する必要があります)
ファイルをリネームした際は、設定ファイルの読み込みを変更しましょう。
Laravel Mixの場合、以下のようになります。
mix.postCss('resources/css/app.css', 'public/css/app.css', [
- require('tailwindcss')('./tailwind.js'),
+ require('tailwindcss'),
])
mix.postCss('resources/css/app.css', 'public/css/app.css', [
- require('tailwindcss')('./tailwind.js'),
+ require('tailwindcss')('./tailwind.config.js'),,
])
CSSのTailwind読み込みを @tailwind preflight から @tailwind baseに変更
Replace @tailwind preflight with @tailwind baseに記載がある通り、以下のようにCSSでの読み込み方法が変わります。
- @tailwind preflight;
+ @tailwind base;
@tailwind components;
@tailwind utilities;
config関数をtheme関数に変更
Replace config() with theme()に記載がある通り、関数が変わります。
.btn {
- padding: config('padding.3');
+ padding: theme('padding.3');
// ...
}
classの定義変更について
classの定義も一部変わっています。今回試してみて修正が多かったclass(よく利用するclass)を紹介します。
text/bg/border-{color} classes
colorの定義が変わりました。text, bg, borderのカラーは今まで7段階のカラーバリエーションだったのですが、v1.0から9段階のバリデーションになっています。
Replace 0.x colors with rough draft of 1.0 colors
text-grey-darkest --> text-gray-900 に変更されるなど、接尾語が数値で定義できるようになっています。
これはtext-gray-150など独自の定義ができるように汎用性を持たせる為、数値になったようです。
grey --> grayに変更。カラーバリエーションは以下の通りです。
Old | New |
---|---|
black | gray-900 |
grey-darkest | gray-800 |
grey-darker | gray-700 |
grey-dark | gray-600 |
grey | gray-500 |
grey-light | gray-400 |
grey-lighter | gray-200 |
grey-lightest | gray-100 |
gray以外は以下のようになります。
Old | New |
---|---|
{{color}}-darkest | {{color}}-900 |
{{color}}-darker | {{color}}-800 |
{{color}}-dark | {{color}}-600 |
{{color}} | {{color}}-500 |
{{color}}-light | {{color}}-400 |
{{color}}-lighter | {{color}}-200 |
{{color}}-lightest | {{color}}-100 |
最後に
簡単ではありますが、Tailwind CSS v1.0リリースを記念して記事をまとめました。
順次v0.7.4を利用しているプロジェクトをアップグレードしていきたいと思います。また、その際に気づいたことを追記していきます。